2008年 活動報告
2008 JSCA会員研修会
- ●日時:2008年4月17日(木)〜18(金)
●会場:ウクディカヌーハウス(長野県信濃町)千曲川&信濃川(長野県栄村周辺)
●担当IT:石川義治:JSCA公認トレーナー/ウクディパドリングスクール
中村昭彦:JSCA公認トレーナー/ウクディパドリングスクール
■研修内容
●テーマ 「川下りツアー・セーフティ・ジャッジメント」
●実施内容
「参加者を安全に川下りツアーさせる方法論」を、研修される皆さんが普段利用していないフィールドで検証。陸上から得られる情報を元にプランニング、ツアー時のスカウティングやコース取りを実際に行いながらセーフティ・ジャッジメント(安全に対する意識)を高めていくことを意識して研修を進めた。
2日間通して、参加者でツアープランを作成し、それを元にツアーを実践する。トレーナーはそれに対して、安全上問題がある場合や、質問を求められた時に答える程度の発言に抑える、という方法で実施した。
★4月17日(木)11:00〜17:30、20:00〜21:00
天候:曇時々雨
実施場所:ウクディカヌーハウス、千曲川&信濃川(栄村周辺)
内容:川下りツアーをする為のプラン作成
・現地での陸上調査(スタート・ゴール、流量、瀬の雰囲気、周辺施設等)
・陸上調査を元にツアープランの作成、発表
・陸上調査に関してのフィードバック
★4月18日(金)9:30〜15:00
天候:曇時々晴れ
実施場所: 千曲川&信濃川(栄村周辺)
内容:作成プランを元にツアー実践
・ツアーメンバー:トレーナー2名→お客様役、参加者3名→引率者役
・車の回送からタイムコントロール、スカウティング、スタッフの配置等の実践
・ツアー終了後、プランに関して、ツアーに関して、フィードバック
●所感
それなりにリスクの高い川を参加者だけでプランをたててもらい、実施するというスタイルで研修会をおこないましたが、少人数と参加者が現役のインストラクターであったのも幸いして、とても内容の濃い充実した研修会が出来ました。そして調査において何が重要なチェックポイントなのかを絞っておくことで、陸上調査だけでもかなり多くの有益な情報を収集できるかを感じ取って頂けたのではないでしょうか。また、その情報を元に実際のツアーでは何をしなければならないのか、も感じ取っていただけたように思います。
初日夜の大雨による、流入量の増加などで、参加者だけでは判断しにくい部分もありましたが、さすが現役といった動きを多く見ることが出来ました。
2006年 活動報告
- ●会場:教養課程/ウクディカヌーハウス(長野県信濃町)
基礎課程/基礎1/野尻湖(長野県信濃町)
基礎課程/基礎2/ウクディカヌーハウス(長野県信濃町)
●日時:2006年11月2日(木)〜5日(日)
●担当IT:石川IT/カヌー技術論、指導論、基礎1(K、OC)、基礎2
中村IT/カヌー概論、セーフティ、基礎1(K)、基礎2
平井IT/フィールド
森下IT/基礎1(OC)
デモ:K/関口守(JSCA正会員)、OC/中村昭彦 (JSCA・IT)
■11月2〜5日、長野県信濃町野尻湖でJSCA公認指導者検定会・教養課程、基礎課程が開催されました。救急法は、互換単位による免除者のみでしたので実施されませんでした。今回、全ての教養課目の傾向として、インストラクターとしての意識を高める時間を多く割いている課目が多くなっています。例えば、カヌー概論ではギアについても講義を受けますが、ボートやパドルの基本的な名称や特徴を十分に知った上で、目的・レベルにあったギアをどのように講習生に提供するかについても講義していました。また、セーフティではカヌー、カヤックのインストラクターとしてのセーフティ、事故やトラブルを起こさないための方法論に重点を置いて講義していました。近年の受験される方々はセーフティではRESCUE3・SRT1講習等の互換単位による受験の免除をする方が増えてきました。もちろん、それらの資格を取得することは大変良いことであり有意義なことではありますが、カヌー・カヤックのインストラクターにおけるセーフティはJSCA特有の講義ではないかと思いますので、免除の方もすでに受験された方も再度受講されてはいかがでしょうか。そのように思わせる講義内容であったかと思います。
基礎1は、野尻湖で実施され、カヤック4名、カヌー1名と受験者は若干少なめでした。天気は快晴でしたがあいにくの強風でコンディションとしては非常に難しい静水での試験となりました。ただその中でも、しっかりとガイドラインに書いてあるようなことを意識し、練習に励んできた人はうまくまとめてきていました。普段からよく使っているフォワードストロークやロールと、使う頻度が少ないバックワードやブレイスの、キャッチと体の使い方の差が大きいのが印象的でした。このあたりに、インストラクターとしての意識が問われるかもしれませんね。
翌日は、この基礎1の試験をビデオに撮り、それを活用して、基礎2の指導法研修を実施しました。自己の観察/分析/評価、他者についても同様に技術の分析や、それを元にアドバイスの方法について受験生とIT交えて積極的なディスカッションを行いました。インストラクターを目指すものにとってはかなり有意義な時間であったかと思います。
今回の検定会では受験生が少なかったので、他の受験生との意見交換が少なかったのが残念でした。ただその分、個々に対して内容の濃い時間が作れたのではないかと思います。しかし、基礎1に関して、公認校が行っている事前講習会に参加して基本的な技術の確認をしておくと、より検定会が有意義なものになっていくのではないかと思いました。そうすることで、より意識の高いJSCA公認インストラクターが活躍してくれるでしょう。
2006 公認指導者検定会・長良川会場
- ●日時:2006年11月18日(土)〜19(日)
●会場:応用課程/応用1/長良川・三段の瀬(岐阜県郡上市)
応用課程/応用2/長良川・三段の瀬下流の瀞場およびその河原(岐阜県郡上市)
●担当IT:石川IT/応用1(K、OC)、応用2
中村IT/応用1(K)、応用2
吉原IT/応用1(OC)
デモ:K/関口守(JSCA正会員)、OC/中村昭彦(JSCA・IT)
■ 11月18〜19日、岐阜県郡上市・長良川でJSCA公認指導者検定会・応用課程/リバー種目を実施しました。協会正会員が比較的手薄な中部地区に受験希望者が3名はいるとの事前情報がありましたので、協会初の長良川での開催に踏み切りました。検定会実施日の約1ヶ月前の長良川での事前講習会にその3名も参加してくれましたが、当日の受験者は、諸事情により、現地から1名(カヤック)、他県から1名(オープンカヌー)の2名となってしまい、残念ながら大変寂しい開催となってしまいました。
応用1の技術検定では、水量や天候等のコンディションはまずまずで、受験者の技量を反映する課題設定が出来たものと思います。課題は従来通りですが、その課題の目的や意図の理解、それを実践する精度などが、より深く要求されるようになってきています。と言う事は、より以上にフィールド状況を見る技量、流れを読む技量、それも全体的に尚且スポット的に見抜き、それに適応した技術を繰り出す技量が要求されてきています。
応用2ではレスキューと指導力が問われます。レスキューでは実践で使える技量を有しているかが要求されるので、設定されているフィールド状況をよく読んでレスキューする必要があり、また実践では相手が初級者である事を忘れてはなりません。机上論ではなく、実戦経験がかなり問われてきていると思います。また、指導力の検定では、模擬的な初心者指導をしてもらいますので、やはり実践的な経験が要求されています。
その中で受験者2名の方は実践でインストラクター活動をされていますので、個人技量やレスキュー、指導力において、多少の失敗はあったかもしれませんが、その実力はITを唸らせるものがありました。
協会では、指導者認定基準をやたら引き上げるつもりはなく、「インストラクターになるに当たって最低限の技量を有しているもの」を認定ラインに置いているのですが、今日の社会的ニーズにより、その内容や基準を多少なり引き上げざるを得ない状況にあるのかもしれません。そういう中で、受験希望者は公認校で実施している事前講習会などを最大限利用し、検定会に臨まれる事が結果的にとても有意義になるのではないでしょうか。