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指導者・保護者の方へ
カヌー自然体験とそのフィールドの特徴をよく理解して、子供たちが素晴らしい自然に接するチャンスを、ぜひ実現してあげてください。
概 論
    水辺の野外活動(カヌー・カヤック、他)の指導・引率時に、特に注意が必要な点
   
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川・水辺での体験活動とは

    川や湖などは、長い時間をかけて私達の生活する地形を形成し、動植物をはぐくみ、人類の生活に恵みを授けてくれてきました。
川は貴重な水源として農業や漁業による恵みをもたらし、水運による貴重な交通路であり、しかし時として水害により人々の命を脅かすこともありました。川を畏怖し川と共存する生活文化を、古来、日本に住む人々は創りあげてきていました。
しかし高度経済成長期からの近代産業発展と文化的変化は、川にも大きな影響を与えました。人の力はダム建設や河川改修によって川の姿を大きく変え、自然環境の変化により生態も変化させました。さらに子どもたちを河川の自然環境から遠ざけてしまいました。
人々の目から遠ざけられた川は、この先その姿をどのように変えていってしまうのでしょう。この緑豊かな自然を次世代に引き継いでいくことができるでしょうか。
カヌー体験は水面からの視点を通じて、水の力を知り、河川の恵みを体験し、自分が自然の一部であることを実感し、川の自然が人々の生活にとって不可欠な環境であることを気づかせてくれます。

カヌー体験が私たちの生活をより心豊かなものにすると共に、もう一度、川を人々の手に取り戻すきっかけになればと願っています。
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川・水辺での体験活動における安全管理

    水辺や水面での体験活動を企画したり、子どもを参加させようとする保護者の方にとって、最も気にかかる点は活動中の安全管理でしょう。実際、河川や湖水の水辺や水面では、陸上の安全管理常識では予測し得ないトラブルが起きることがあります。 そこで本稿では、水辺の自然体験活動における安全管理について解説を行います。
水辺の環境は日常生活環境とは大きく異なります。この非日常体験のおもしろさが、人々を川辺にひきつけるのですが、これは子どもたちにとっても同じです。この非日常はもう一つの側面をもっています。通常では予測できないトラブルが起きたり、重大な事故につながることもあります。水辺の野外活動時においては、この特徴を理解した上でぬかりの無い準備と安全管理が求められます。
特にカヌーやカヤックを用いた活動には、カヌー指導経験の豊富な指導者が必要です。カヌースクールのインストラクターで自然体験活動の指導経験者が適任でしょう。体験活動イベントでは企画段階からこうした指導者に相談し、安全で楽しい体験活動プログラムを作成してください。また運営にあたっても、水面での安全管理のできる指導者を配置するようにしてください。
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ライフジャケット(PFD)の着用

    水難事故の多くは、ライフジャケット(PFD)の正しい着用で防ぐことができます。詳しくは本文をご参照ください。

■水位や天候によって、突然、大きく変化する状況。
河川などの自然環境は、動的なものです。天候や水位などの変化は突然起きることがあり、変化し続けるという特徴があります。特に河川においては、水位が数cm上昇するだけでも流れが変化する点に注意が必要です。

■重大事故は人的要因と自然要因の複合によって発生
過去の事故事例を参考にして事故がなぜ発生したのかを知ることにより、事故予防に役立てることができます。多くの重大事故は、人的要因と自然要因の複合により発生しているようです。例えば、ライフジャケット(PFD)の未着用と速い流れによる溺水、湖水での単独漕行と強風による転覆などの事故が起きています。しかし、これらは予防可能な事故でもあります。企画者、指導者、保護者、参加者自身の協力とより人的要因を排除して事故リスクを低減しましょう。
   
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「この教材は、子どもゆめ基金(独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センター)
助成金の交付を受けて製作したものです。」
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